センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

ねがてぃぶ!それでも、超ぽじてぃぶ?ファイターズ

◇ガッカリだよ!

 

 

そんな決め台詞を最後に言う芸人がいたっけ。ファイターズの大田泰示(26)が、まさにそれである。

ハムファンはもちろん、“開花”をずっと待っていたGファンも、何より獲得を熱望していたとされるボス・栗山の無念はいかほどだろう。わき腹の故障で開幕絶望‥‥。

箇所が箇所だけに、回復まで時間は意外とかかりそうな気もする。貴重な先発左腕を放出してまで獲った男が、出だしからつまづいた。このトレードも失敗作に終わってしまうのだろうか。

 

 

なんとなく、厭な予兆はあった。

今月初めの札幌ドーム、対巨人2連戦。古巣相手に当然出場があるものだろうと様子を窺っていたら、出番はなし。2戦目の終盤になって、ようやく代打で出場してきたが、このときにわき腹を痛めた。今季も大田は「持ってない」で片付けてしまう、その前に...

チームが札幌に帰ってきてから欠場を続けていた理由に、放送席では「疲労」を挙げていた。新天地で張り切り、たしかにアリゾナでは飛ばしすぎた部分もあったかもしれない。だが、そんな彼を岩本勉がバッサリと切り捨てる。一言一句正しく記憶しているわけではないけれど、概ねこのような発言だった。

 

痛いの痒いの言って、休んでる場合ちゃいまっせ

 

レギュラーが約束されているわけでもない。まして、激戦の様相を呈している外野ポジションにおいて、もっとアピールしなければならない立場であるのにと。‥本当に、その通りである。

こんなところが「大田が大田である所以なのかなぁ」なんて、考えたりもした。帰ってきたころには他の選手が自分のポジションに既にいて、居場所がない‥‥。ひょっとしたら、巨人時代もこの繰り返しだったのではないか。

 

‥むろん、急に痛めたわけでもないだろうし、だいぶ以前から患部の状態が悪かった可能性はある。皮肉にも、それがあの一打席で実証されてしまう形となったわけだが。一軍と二軍を行き来するだけだったら、巨人時代と同じ。ただ巨人とちがうのは、幸い、日ハムという球団は大リーグのような環境で、モチベーションは上げやすいと思う。

鎌ヶ谷でのマイナー生活からの脱却を一刻もはやく目指し、北の大地にあるメジャー球団に、自力ではい上がってきてほしい。

 

 

 

risingham.hatenadiary.com

 

 

 開幕投手は有原航平

 

正直にいうと、不安いっぱいだ。いくら今の時期とはいえ、昨シーズンの良かった頃と比べると、あまり球はきていない印象を受ける。後半戦以降の良くなかった頃のままといった感じ。

あの時期はまったく勝てず、連敗期間中だけで防御率を1点近く落とすなど、内容も散々たるものだった。オールスター明けの有原に、いったい何の変化があったのか?

‥相手の研究もあったろうし、一年間フルで投げたのは実質昨シーズンが初めてだったから、疲労による部分も、たしかにあっただろう。彼の武器はなんといっても速いストレート。これが生きてこそ、得意のカットボールのキレも増す。

エース・大谷の“登板”時期は不透明。有原には今季も、先発の柱になってもらわなければならない。新人王‥日本シリーズ登板‥そして、とうとう「開幕投手」という称号まで手にした有原の一皮むけたピッチングに、2017シーズンは期待したい。