こんな私でもたまーに野球系、特にファイターズ関連で他人様が書いたブログを見ることがあるんだけど、正直キモい。
何がキモいって、たとえば大田泰示を「タイシ」杉谷拳士を「ケンシ」、他には田中賢介のことを「ケンスケ」、近藤健介にいたっては‥コンスケwなぞと、主に下の名前やニックネームで呼んでる輩?
友達かっ?
文字数制限があるTwitterくらいならまだしも、ね。‥書き手からすれば、おそらく親しみをこめてそう呼んでいるんだろうけれど、読者まで巻き添えにするのは、やめてほしい。
その点筆者は田中のことは「田中賢」、斎藤佑樹であれば一瞬“佑ちゃん”と書きそうになるのを、しっかり「斎藤佑」と脳内変換しなおして、あたかもスコアボードや新聞のような表記を根ざしている。これなら誰がみても、間違いはおきない。
ただ、もちろん「例外」はあった。以前ファイターズに所属していた、ミチェル・アブレイユ。彼はチームメイトやファンから『アブちゃん』と呼ばれていた。これには私も便乗させてもらっている。
アブちゃん‥‥こんな愛らしいニックネームがあるだろうか。何かとてもスイーティーである。「アブさん」だと、また別のキャラになってしまいそう。だから、アブちゃん。実際はゴ〇ラのようにイカつかった風貌とのギャップが、たまらなかった。
彼の名を久々に見かけたのは、同胞のヤディル・ドレイク。彼がファイターズ入団に至った際に寄せた、コメントである。同じくファイターズにいたキューバ出身のファン・ミランダとアブレイユの両氏から、日本野球に向けてのレクチャーを受けたらしい‥。ドレイクにとって「経験者」からのアドバイスは、たいへん心強かったろう。
と、筆者が持ち合わせている情報は、これくらいである。
私は特段知識を持っていない外国人がやってくるときは、まず「名前」と「たたずまい」を見る。‥というか、注目すべき点が他にないからなんだけど。
最初に名前、「ドレイク」。
なかなか良い響きではないか。ボッツ(没)のような腑抜けた印象は、少なくともお名前からは持てない。ドラゴンクエストに登場してくる王様ごとくなネームでもあるし、彼の場合、何らかの肩書きがつくと、大層サマになる。
【征夷大将軍・ドレイク】
【貴族探偵・ドレイク】
【代表取締役社長・ヤディル ドレイク】
ごちそうさまです。
そして、「たたずまい」の方。まだ数回しか見ていないんだけど、これも「合格点」を与えたい。私が外国人に重要視する“威圧感”。見るからにデカいの打ちそうな感じがするか、しないか?
‥ロッテに中途採用された中距離型の?サントスタイプは、正直あまり好まない。事前に得ていたドレイク情報では身長183、体重が約90キロで、いささか小ぶりなのではと心配もしてしまったが、それは杞憂に終わった。いかにも屈強といった感じで、雰囲気はある。
「見た目の怖さ」は意外に大事なことで、実際は大したことのないタマのやつでも、その発せられる威圧感だけで投手が勝手に怖気ついてしまい、四球を頂けるなどの利点もあるからだ。こと外国人において威圧感はかなりの武器になる。no more貧弱助っ人。
7月に来日してから、実に21本ものホームランをかっ飛ばしたバーナド・ブリトー(こちらも威圧感満点)の例も、あるにはある。上田利治監督の初年度の年だったと思う。あのときは彼の活躍もあってチームを4位まで押し上げた。再来なるかーー