センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【「思春期」強烈トラウマ? サムライ・アンチっておらんの――「プロ野球」ここまで言って委員会279】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年12月06日版》

サッカーW杯カタール大会。日本はPKでクロアチアに敗れ、ベスト16にとどまった。3人の選手がPKを外す、サッカーに詳しい者ならわりとショッキングであろう、敗退の仕方......

 

なにか日本って、こうしたやられ方が多くない? 憶えているかぎりでも試合終了間際、立て続けにシュートを決められ、痛恨の逆転負けを喫したオーストラリア戦‥。前回大会のベルギー戦もしかり‥。本をただせば「ドーハの悲劇」だってそう。普通に逃げ切られるなどとして終わっていれば、そこまでのショックはないだろうに。‥それか、ワールドクラスのサッカーには、よくも悪くもこのような「劇的要素」が付き物なのであろうか。筆者にはわからない。

 

事あるごと、サッカー関連ネタでは少々の毒を吐いてきた。誤解なきよう、いちおうその理由を触れておくと、別にサッカー自体が嫌いなのではない。憎しみもない。正しく記すと「嫉妬」である。もしかすると、筆者と同世代には似た想いをいだく人が少なからずいるかもしれない。その理由をこれから述べたいと思う。

 

大まかに三つある。根底にあるのは、まず「野球」が好きであるということ。

‥いや、自分は両方好きだ!という方もおられるだろうし、できれば筆者もそうありたかった。そうならなかったのは「Jリーグ」の創設期に立ち会ってしまったこと。不運にもこの時期にいたプロ野球ファンおよび関係者は、サッカーを「敵対視」せざるを得ない環境にあったのだ。

始まったばかりの「Jリーグ」人気はすさまじく、一時期、ゴールデンのテレビ中継もサッカーに取って代わった。有名なC社の野球チップスも「サッカーチップス」に変わった。【生ダラ】も、憲さんのPK対決の方が人気があった。

ガラガラの野球とちがい、観客動員数もうなぎ登り。あの頃メディアを通じて、プロ野球の人気低下が頻りに言われていた。

この事態に焦ったのか、プロ野球はFA制度やドラフトでの逆指名制度を同年採用した。もっとも、FAはその以前より議論自体はされていたのだが、なかなか踏み切れないでいた。導入を急がせたのは、Jリーグの発足とまったく無縁ではないと思われる。後の経過を見ても解かる通り、札束が飛び交うそれらの改革によってプロ野球は破滅の危機に遭った。

 

なかでもヴェルディ人気が随一だった

■昭和レトロ Jリーグチップス 北澤豪 ヴェルディ川崎カード 当時物c■検)おまけ食玩消しゴム昔グリコ古い当時森永おもちゃ玩具

(C)amazon

 

 

身近なところでは当時のサッカー部員はよくモテた。サッカーをやっているだけで、モテた(笑)。やれ野球はダサいだの、おじさんがやるスポーツだのと言われ、例に漏れず坊主頭だったワシもさんざん歯痒い想いをしてきた。多感なこの時代に埋め込まれてしまったのは大きい。「嫉妬」の根源は、おそらくここにある。これが二つめ。

 

最後に、ワールドカップへの羨望‥‥。

敵味方の無い、ニッポン国民がひとつになれるような世界大会が、野球にはなかった。今でこそWBCがあるが、競技人口の差もあって、注目度の点ではまだまだサッカーの足元にも及ばない。

たとえば先述のクロアチア戦を観ていても、両国出身ではない(と思われる)観客が多数スタンドを埋めていた。観衆は連日のように4万人越えで、これが野球だと、アメリカラウンドに行く前などは特に、日本戦以外は空席の方が目立ってしまう。

しかし、今や世界的な人気を集めている大谷翔平エンゼルス)の出場となれば、来春開催のWBCがサッカー並みに注目を浴びる可能性がある。野球界の、まさに救世主的存在。故障だけには気を付けてほしい。

 

 

にほんブログ村 ニュースブログ トレンドニュースへ